「小学部の子に毎日掃除の時間に雑巾がけさせるってどうなんだろう?ほかの学校ではどう?」という
一人の仲間の声から、障教組のグループlineでワイワイ。

「確かに今は家ではあまりしないよね。モップのほうがいいのかな」
「大掃除の時にはしてるよ。体育でしている高這いと同じ体の使い方できるのがいいのでは」
「手にしっかり意識がいくよな」
「普段の生活でたくさんの体験を積んでることってすごく大事だと思う」
「運動発達の視点からおススメだとOTさんに聞いた。体幹や上肢を支える肩甲骨まわりの筋肉強化」

 などなど

この論議をまとめると
確かに家庭ですることも減っているから、「生活に役立つ」ことはあまりない。
でも実は、「雑巾がけ」は体作りにはとても有効な活動。

たとえば
★高這い姿勢を保つこと+前に押すために、体幹の筋肉が大活躍
★まっすぐ拭くための目と、両方開いておく手と、交互に出す足と、見事な協調運動
★体幹の弱い子は、這う姿勢の時に手指が開かず丸まってしまう。手をしっかり開ける必然性がある。
★手指の育ちは、指先の力を鍛える前にまずは肩甲骨付近、そして掌!
★手のひらからすごい感覚が筋肉を通して脳に入ってくるから、やっている充実感。
★まっすぐに拭くためには体を正中線上にまっすぐ保たなければならず、体の真ん中が意識できる。

 まだまだありそう

そして何が良いかというと、こんな発達に素敵な要素が満載の活動が、毎日の生活で続けられて
それも友だちといっしょにワイワイできること
(今はやりの黙々掃除ではなく 泣)

あっ 雑巾絞りや干すことも・・・ 書ききれないので今日はあきらめます(笑)

子どもの話をするって楽しい